上海の街角で
上海でいつも宿泊するホテルから事務所への出勤途上、毎朝、数軒の露店が、肉まんであるとか、臭豆腐であるとかを販売している光景を見る。![]()
そんな中、いつも「ニーハオ」と挨拶してくれる夫婦がいる。![]()
雑根煎餅の店の夫婦なのだが、2~3度、朝食として買ったのがきっかけとなっている。
結構、ボリュームがあって、しかも3元という安さ・・・![]()
味も気にいってる。![]()
ある日、その夫婦に呼び止められ、日本でおきた震災の復興状態を聞かれた。
「皆、頑張れ!日本!を合言葉に頑張ってるよ」と答えたところ、「日本は秩序正しい国だから、前にも増して、秩序正しく、復興するんだろうね」と言って、人なつっこい笑顔を見せた。
そして、「死ぬまでに一度でいいから、日本に行ってみたい。東北で二人でこの雑根煎餅を焼いて、皆に食べてほしい。そして、1元でも2元でもお金を払ってもらって、そのお金を復興に役立ててもらえればいいんだけど・・・何せ、中国人は日本では評判が悪いみたいだから・・」付け加えた。
「いらっせませ、あいがろ、さゆなら・・・これでいいのかい?」と聞かれ・・・・・![]()
最初、中国語だと思ったものだから、「ん!????」と戸惑ったが、「いらっしゃいませ」「ありがとう」「さようなら」の日本語だと分かり、正しい発音を伝授した。![]()
すると、並んで待っていた客までが、復唱した為、一人ひとりに伝授し、周囲から和やかな笑いの渦が起きた。
こんな何気ないやりとりだったが、ちょっと大げさに言えば、これも国際交流の一環か?と、その日は妙に気分のいい一日となった。![]()


